とりあえずこれまでの作業記録を〜10月8日〜
10月8日作業初日
2週間前の10月8日、農地を無事借りられることに決まった僕たちは、農地のある埼玉県加須市へ向かっていました。
僕たちのこの日の作業予定メモを抜粋したのがこちら。
(作業予定メモ)
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- 耕運
- 畝造り
- 農業資材購入
- マルチ(いるのか?)
- 肥料
- 除草剤
- 種子(相談までは)
- 肥料まき
- マルチ敷き
- 除草剤撒き
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ちょっと作業量多すぎではないかと思った方も多いと思います。僕らも思っていましたが、急ぐ理由がありました。
僕らは1月2月頃に野菜を収穫し、直売所で売るというプランを立てていたのですが、冬野菜って寒くなると芽が出ない種類が多いんですよね。10月でさえ種まきには遅すぎるという品種は多いです。
冬野菜栽培の基本は、8月9月のまだ暖かいシーズンに芽だけ出しておいて成長させ、寒さに耐えさせて美味しくするというもの。農地を借りるまでに時間を掛けてしまった僕たちは、10月からのスタートとなってしまいました。だからこそ何としても10月中に種をまきたかったんです。
こんなことを言うと「苗を植えればいいじゃないか」という声も聞こえてきそうです。確かに苗を植えればその遅れ分は取り返せます。
しかし僕らはこの500平米という野菜栽培にしてはかなり広い面積で栽培をし、収穫したものを販売するということに、どうしても挑戦したかった。
その面積で苗を買ってしまうと、とんでもないコストが掛かってしまいます。苗は種子のコストに比較して5倍とも言われるとか聞いたことあります。僕らが育てる葉物野菜であるならば、実物と異なり発芽はしやすいので、僕らは種子から栽培を開始することを選択したんですね。
話が飛びました。そんなこんなで1日の作業量を予定してました。
ですが、こんなの1日でできる訳がないというのは、この後身を持って体感しますw
なんせ耕運以外は全て機械不使用ですからね!しかも500平米の面積を笑
そんなこともわからないまま僕らはレンタカーを借り、節約のため高速道路を使わずに埼玉県加須市へと向かっていたのでした。
しかし、
予定していた作業ができるかどうか云々以前に、この日は大雨に見舞われ、
しかも三連休初日という当たりくじを引いたがために道路は大渋滞。
結局世田谷区から加須市までおよそ4時間かかるなど、作業どころではなかったのですね(次の週は同じルートで2時間でしたw)
という訳でこの日は予定を変更し、資材購入だけしました。
買った農業資材と種子
僕らに農地を貸してくれた農家さんもコメ専門の方なので、野菜栽培には詳しくないとのことで、結構テキトーに資材は購入w
・苦土石灰
とりあえず野菜農家の人は最初に石灰撒いてるよーと聞いたので、購入。やや酸性の土壌を少しアルカリ化します。実際野菜栽培の最初に撒くのが一般的のようですね。
・化成肥料
作物の成長に合わせて追っ掛けで使用します。発芽までは撒きません。
・堆肥
なんとなくナチュラルっぽくて購入w
使われていたのは牛糞。しかし、後日聞いたのですが、こういう土壌改良剤って撒いてすぐ効果出るわけではないんですね。
こういうのを撒き続けて1年ぐらいかけて肥沃な土壌を作り上げていくというイメージらしいです。うーん無知とは恐ろしい。ちなみに家畜の排泄物の中で、即効性があって強力な順番は「鶏糞→豚糞→牛糞」だそうです。そして強力なものほど臭いは強烈とのこと。近所迷惑には気をつけた方が良さそうです。
というわけでこいつはこの日の次の週にテキトーにまきましたw
・トンネルとそのフィルムシート
こういうやつです。(引用:園芸 農業用フィルム)
要は寒い時の栽培に必要なんですね。霜が降りるシーズンになったらかぶせます。
ちなみにこのフィルムにも穴が空いているのですが、僕らは週1回の作業頻度なので、やや穴の大きい(多い?)ものを購入しました。
本当はこのフィルムを、日中は開け、夜間は閉めるという作業を毎日やるのがベストだそうなのですが、それはさすがにできないのが現状。ここが一番の難点かなぁ。
・野菜の種子
プロフィールでも書きましたが、撒く種子はこちら。
- ほうれん草
- ちぢみほうれん草
- ちぢみ小松菜
- 紫みず菜
- 紫チンゲンサイ
- サラダ春菊
これらを選んだ理由もいろいろあるので、また別の機会に。
ちなみに一番単価が高かったのは紫みず菜と紫チンゲンサイ、サラダ春菊だった気がします。紫チンゲンサイとか食べたことないからなぁ。
今後の作業
この後は、まず野菜を栽培するための土壌を作り上げること。そしていよいよ種まきです。なかなかこれがきつかったんですよね。続きはまた次回で!